念願の広島旅行に行ってきた記録

広島ってなんでこんなにも魅力的なんだろうな。ドラマとか映画を観ていて「ここいい場所だな。ロケ地どこだ。」と思って調べると8割方広島である。決して盛っているわけではない。
何年も前から行きたい欲は溢れていたのだが、なかなか実現せず、遂にこの卒業が間近に迫った時期に行くことになった。今回は一人ではなく、大学の友人と。

多くの大学生にとって新幹線や飛行機での長距離移動は素晴らしいがかなりの必要金額が伴う。つらい。私もその多くの大学生に当てはまるので、今回は行き帰りともに夜行バスを利用した。私は夜行バス初体験だったので、結構わくわくどきどきしていた。周りの多くは「夜行バスはつらい」と口を揃えて言うが、使ったことないのに意見を述べるのは恥ずかしいことであると認識しているため、おれも批評する人たちの仲間入りできるぞとなぜか意気込んでいた。
東京は新宿、皆さんご存じバスタ新宿から広島駅前まで約12時間。結果としては、思ったより快適だった。最近は利用者も多いから進化しているのかもな。新たに夜行バスという選択肢を得たことでわたしの今後の旅行の幅が大きく広がることとなってほしい。

到着しホテルに荷物を預けた後、最初に向かったのは原爆ドーム広島平和記念資料館。一度は時間をかけて見ておきたいと思っていたため、やっと叶った。海外の人も非常に多く訪れていたのが印象的だった。

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原爆ドーム。直接見ることができてよかったと思う。

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広島平和都市記念碑

私は東京生まれ東京育ちであるが、戦争についての学びの機会、平和学習というものは修学旅行の事前学習のように稀にしか行われないものであったと記憶している。対して広島ではそういった学習の機会が多いと聞いたことがある。こういった過去の出来事は時間と共に風化していくことも多いが、場所に限らず学びの機会が増えてほしいと願う。

その後は広島電鉄に乗って厳島神社へ向かった。広電宮島口駅まで行ってフェリーで宮島に。あまりにも天気が良く、風も心地よかった。

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広電宮島口駅。広電はたくさん乗る予定があれば一日乗車券がおすすめ。

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ななうら丸。これに乗って10~15分ほどで宮島に着く。

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フェリーが大鳥居に近づいてくれるルートがある。おそらくそのルートの時に乗った。

着いた頃にはお昼過ぎで空腹状態だったため、「みやじま食堂別館」でカキフライ定食を頂いた。やはり広島といえば牡蠣だ。

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みやじま食堂別館。別館なことには今気づいた。本館はどこに、、?

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カキフライ定食。牡蠣はいくら美味くても食べすぎは危険だ。

厳島神社は予想通りだがかなりの人だった。修学旅行生も非常に多かった。自分の修学旅行は沖縄だったけど広島羨ましいと思った。もちろん沖縄も素晴らしかったけどね。学生は皆写真を撮りあったり、集合写真を撮っていたり、友達同士でふざけあったり、青春の1ページを見せつけられたような気分になった。かけがえのない思い出として刻まれるといいね。

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国賓厳島神社。鮮やかな赤。

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大鳥居。潮位がまだ高かったためこれ以上は近づけなかった。
もう少し幼かったら濡れるのも意に介さず突撃していったかもしれない。

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アングルはこれが好き。天気がいいから映える。

その後は厳島神社厳島弁財天の御朱印をいただいて帰った。前に伊勢に行って御朱印帳を買ってから旅行に行く時は必須アイテムになったな。金沢に行ったときに持っていくの忘れたときはだいぶ落ち込んだ。

夕食は広島風お好み焼を食べに「みっちゃん総本店」へ。よく関西風と比較されることがあるが両方好きだな。どっちが好きかは決めづらい。
アレンジやトッピングも充実しており、いくら食べても飽きない。値段も思っていたより数倍リーズナブルだった。
店内のテレビでは野球の日本シリーズが映っており、万が一カープ日本シリーズに出場していたら店に入れないどころか、ホテルの予約も叶わなかったんじゃないかと、とてもカープファンには言えない思いを抱いた。

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みっちゃん総本店。平日なのにかなり賑わっていた。

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ネギかけ

食事後はホテルに戻ってシャワーを浴びて少しお酒を飲み就寝。夜行バスの疲れが溜まっていたのかいつもよりもすんなりと眠りに入れた気がする。でも結局数時間で目が覚めてしまうのが最近の悩み。それは旅行中にも限らず私に訪れた。


2日目はカーシェアで尾道に向かった。広島に行ってからタイムズカーシェアに登録したけど便利すぎるな。地方にも割と普及していそうなイメージもあるし、今後活用していけそう。
免許は取って1年も経っていないけど、すでに私の旅行記に大幅な変化をもたらしている。めんどくさがらずにもっと早く取っておけばよかった。
大好きな映画「ドライブ・マイ・カー」の影響もあって広島で自分で運転することが密かな夢だったのが今回ついに叶った。煙草が吸えればなおさら映画と同じで良かったかもしれないが生憎煙草を吸うつもりはないのでそれが叶うことはない。

運転して着いたのは昼過ぎ。尾道といえば尾道ラーメンだが、長蛇の列ができているお店も多く驚いた。「一(はじめ)」は地元の人らしき人も入っていくのが見えたので昼食に即決。結局地元の人に愛される店に外れはない。

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「一」

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尾道ラーメン。このあと小ライスも頼んだ。
思っていたよりもあっさりしていて好みの味だった。満足。

尾道はただ歩いているだけでも心地よい時間を過ごすことができた。老後はこういう場所に住むのが自分には合っているのかもしれない。やはり自分は海が好きだと再認識した。

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かなり気に入っている写真。

千光寺にも行ったが、夜行バスの時間が迫っており山頂には行けなかった泣

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ソフトクリームだけ食べて早々に帰った。次は絶対山頂に行く。

夜行バスの時間の関係であまり長居はできなかったが、それでもまた来たいと思えるような場所であった。次は必ず充分すぎるほどの時間を持って訪れたい。岡山の倉敷と尾道のセットで巡る旅行とか良さそう。

その後はお土産を見たり、夜行バスに乗る準備をしたりして時間をつぶした。お土産はどれ買うか結構迷ったな。もみじ饅頭が有名なのは知っていたけど牡蠣やレモンが使われたお菓子もあり全部魅力的だった。今回は牡蠣せんべいと生もみじ饅頭を買って帰った。

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もみじ饅頭(イメージ)

帰りの夜行バスも予想より快適だったな。寝られないことは全くなかったし、周りも静かでホッとした。夜行バスは今後の私の旅行に貢献することは間違いないが、行きも帰りも利用するには体への負担がデカすぎる。でもこれから私も大きな顔をして夜行バスを批評する奴らの仲間に入ることができるのはよかった。

家に帰った後はすぐに泥のように寝た。夜行バスに長時間運転と、慣れないことをすると思ったより疲労が溜まっているのかもしれない。


今回の旅行も大満足で終わった。念願の広島旅行だったから少し時間が足りなかったことは否めないけど、また行けばいい。何事も腹八分くらいがちょうどいいのだと誰かが言っていたような気もするし。
特に尾道の辺りはもっと魅力的な場所が絶対にあるから、次はそっちをメインに観光することを検討しよう。

またすぐ旅行に行く予定があるので、そちらも記事にして記録しておきたい。

また書きます。さようなら。